〈あらすじ〉

ここは、郊外にひっそりと佇むとある高校。

文化祭を数日後に控え、校舎内はなんだか少し浮き足立っている。

けれど数週間前に転校してきた石田亜紀は、そんな空気には流されずいつも一人で過ごしている。

登下校もひとり、教室内でもひとり、お昼ご飯も勿論ひとり。

常にひとりで過ごしている彼女にとって、新たな地で見つけた至福の場所。

それは校舎の一番隅にある女子トイレ。

ここなら心置きなくおひとりさまタイムを満喫できる･･･と思っていたのに。

海ねこ症候群初の下北沢進出作品は、とある高校の女子トイレを中心に巻き起こる

女子高生達の《居場所を見つけるお話》。